よくあるご質問
よく寄せられる質問と回答
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開業テナント物件選びのポイントは?
まず開業エリアや開業形態に関しては先生の診療方針を基に選定するべきです。
専門に特化するのか、幅広く診療するのかによっても最適な場所は変わってきます。
物件の耐久性、設備、広さ等、将来を見越した条件を考慮した物件の選定をおすすめいたします。 -
内装工事費用はいくらかかりますか?
何をポイントにおくか、物件の引き渡し条件等で費用は大きく変わりますので、一般的な坪単価は信頼性が低いと考えてください。
コンセプトを明確にしてお金をかけるところと、かけないところのメリハリをつけて、経験のある専門業者に相談頂く事をお勧めします。 -
動物病院開業のオープニングスタッフ採用の注意点は?
採用した後、「こんなこと聞かされてなかった」などのトラブルを避けるためにも採用時には雇用契約書を必ず締結しましょう。
また、何のために当院があるのか、何のために働くのか、その経営理念を必ず掲げ、日々スタッフと共有することで強固な動物病院となります。 -
自己資金ゼロですが、開業できるでしょうか?
資産背景などを勘案すれば可能です。金融機関は返済が出来なくなった場合、残された借入金をどのように回収するかを必ず検討して融資の可否を決定します。
しかし、「開業までに計画を立ててお金を積み立てたのですが、どうしてもこれだけ足りないのでお金を貸して下さい」というのが借入の流れです。
自己資金がゼロであれば、「この先生は真剣に開業する取組みがあったのか・・・?」と計画性が問われます。
できれば融資額の1/10が準備できるよう事前に積立をしておいたほうがよいでしょう。 -
動物病院開業するメリットデメリットは?
メリットは、ご自身のやりたい診療スタイルが可能となります。また、今までの勤務医時代の給与よりも高い年収を得ることも期待できます。
デメリットは、当然のことながら全ての責任は院長にあり、借入金を返済する義務も生じます。
また、獣医師に加え、経営者になりますので売上の創造、利益の確保、スタッフの採用やマネジメント、事務作業なども加わります。
これら獣医師以外の業務は面倒だと思えばデメリットとなりますし、良い経験と捉えれば経営者にしかできないメリットとなります。
ようは院長の心も持ちようです。折角なので何事も楽しんで行って取り組んで頂きたく思います。 -
医療機器の選定はどのように行うべき?
開業時の医療機器購入にはメリハリが必要です。 金銭的に余裕がある場合は別ですが、限られた予算の中でスペックをどうするのか、新品なのか中古なのかを品目ごとによく吟味する必要があります。
また開業時に必要かどうかの見極めも必要です。
さらに、最近はほとんどの先生が電子化をされていますので、機器同士の連携や導入後のオペレーション、搬入経路や電気容量、電源とLANの配分計画など工事業者との打ち合わせもしっかりと行わなければトラブルのもとになりますのでご注意ください。この辺りにまで精通している業者さんから機器購入をされると安心です。 -
医療機器をリースで導入する場合のメリット・デメリットは?
- 【リースのメリット】
- ・銀行からの借入枠が維持できます。
- ・資金の効率活用ができます。初期投資資金を別の投資に回すことができます。
- ・リース期間中は固定されたリース料の支払いとなりますので、金利変動リスクを回避できます。
- ・リースは経費処理が可能です。(全額経費として処理できる)
- ・陳腐化リスクを軽減します。リース期間満了時に、新しい医療設備に入れ替える事がスムースにおこなえます。
- ・コストの把握が容易となります(リース料は定額なので計画的なコスト管理ができます)
- 【リースのデメリット】
- ・リース期間中中途解約ができない。
- ・リース料には物件の購入価格のほかに動産保険料や固定資産税が含まれる為、現金購入より支払い総額は高くなります。
- ・医療機器に対する税制上の特別償却制度などの恩恵を受けられない
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動物病院の承継による開業のポイントは?
承継のポイントは先代院長からの上手な患者さんの引継ぎにあります。
既存の患者さんたちは、先代院長の経営理念や診療スタイルに賛同してファンになった方たちです。よって、単に「後任はこの先生です。」と引継ぐのは、本当の意味での引継ぎではありません。
経営理念や診療スタイルなどをしっかりとヒアリングして、先代の理念や考え方なども上手に取り入れ、徐々に先生のオリジナリティをだしていくことで、価値ある承継になるのではないでしょうか。 -
動物病院開業で電子カルテの導入は大変でしょうか?
開業時は費用や管理の問題で導入されていないケースも多いですが、最近は初期費用がかからない安価な製品も出てきましたので、導入される先生も増えてきています。ただ慣れるまでに少し時間が必要ですので、早目に契約をして準備期間を設けられることをお勧め致します。
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官公庁許認可をもらうのに、必要な書類は?
開業時に必ず必要な届出書類は診療施設開設届です。こちらは地域の家畜保健所が管轄しており、開設後10日以内に提出が必要です。
レントゲンを導入される場合は合わせてエックス線装置備付届が必要です。
またペットホテルなどを実施される場合は第一種動物取扱業の登録申請が必要となり、許可が下りるのに1か月以上かかる場合もございますので注意が必要です。
その他、麻薬を使用する場合は麻薬施用者免許が必要ですし、税務署に提出する書類もございますので、専門家に確認しながら進めるように致しましょう。 -
「事業計画書」はどうやってつくればよい?
事業計画は、予測困難な将来の売上計画から立てるのではなく、まずは予測が可能な支出金額を見積もります。主な事業計画書作成の手順は以下の通りです。
- 1.最初の買い物はいくらか
- 内装工事や医療機器などの開業時にかかる設備金額を見積もります。
- 2.ランニングコストはいくらか
- 動物病院を運営するための人件費、家賃などの運転資金を見積もります。
- 3.いくらお金を調達しないといけないか (1+2)-自己資金
- 開業時にかかる設備金額と運転資金の合計額から自己資金を差しいて、いくらのお金を借りなければならいか、また毎月の返済額はいくらになるかを試算します。
- 4.いくらの売上が必要か
- 上記から、毎月の返済額や生活費を含めたランニングコストをペイするためにはどれだけの売上が必要かを逆算します。逆算の計算方法はAPPのセミナーでご紹介しておりますので是非ともセミナーにご参加下さいませ。
また、事業計画の策定はAPPがお手伝いしますのでご安心ください!
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どのような広告の種類がありますか?
まず押さえておきたいものとしては、ホームページが挙げられます。
その他、開院前の折り込みチラシや、タウン情報誌、野立て看板などがありますが、立地条件によって宣伝方法も様々です。
開業場所に合った宣伝広告を、バランスよく採用することをお勧めします。 -
ホームページを作るにあたっての注意点は?
注意するべき点は制作期間です。
よくホームページの制作は開業するにあたり後々に回しがちで開業ギリギリといったケースがございますが、ホームページも今日言ってすぐ出来るわけではございません。
先生や開業する動物病院の知ってほしい情報や、伝えたい情報などを制作会社と先生で確認しながら更には、説明文などの字体(動物病院のイメージに合うのか)、ページのレイアウト(色などの含め)、写真の配置、採用情報の記載の有無、その他・・・などのホームページに載せる情報を双方確認しながら作業致しますと、やはり完成に2~3ヶ月ぐらいの期間は考えていた方が良いと思います。
またホームページを見る方は何の情報が知りたいか、その中で動物病院の特徴やこだわりをアピールすることが大切です。